Look through Chilrens' eyes~子どもの目線で

遠い昔に大人になってしまった私たちには
子どもの世界を理解することや
子どもの目線に立って物事を考えることは
容易ではなくなってしまいました。

だからこそ、日常の子育て生活の中で
そっと、優しくアドバイスをもらえたら
どんなによいか、と思われる方も多いことでしょう。

Music Togetherでは
子育て中のお父さま、お母さまに
親子での音楽づくりを通して、
子どもの自然な学びや表現に気づいてもらうことで
アドバイスともなるメッセージを残していきます。

~子どもの目線で
今、クラスに参加しないで
ただクラスを眺めているだけのお子さんを見守ってください。

お子さんの心は
しっかりそこにあり
観察することで「参加」をし
すべてを吸収しているのです。
お子さんの心の準備が整ったときに
みんなと一緒に参加するはずです。

~子どもの目線で
今、輪唱をする大人たちを
あっけにとられて見ている
お子さんの気持ちを考えてみてください。

お子さん自身は歌っていなくても
この生きた美しいハーモニーに
体ごと包まれ、受けている
豊かな音楽体験を想像してみてください。
そこには、想像を超えた学びがあるはずです。

~子どもの目線で
今、大人とは違うリズムで太鼓をたたく
お子さんのリズムに耳をかたむけてください。

たとえ、講師と違うことをしていても
それが今、お子さんの感じるリズムなのです。
それが今、お子さんが表現したいリズムなのです。
音楽のリズムに一致していないのならば
そっと、お子さんの背中をやさしくたたいて
正しいリズムを感じさせてあげてください。
決して、お子さんのリズムを崩さないように・・・。

Music Togetherの体験は
子どものための音楽体験ではなく
親自身の学びをもとに
親子で楽しむ、学びと成長の場なのです。


うさぎの太郎~John the Rabbit

今季のコレクションにある、John the Rabbitは
伝統的な歌をもとにアレンジしてあります。

ジョンというウサギが
畑のキャベツ、スウィートポテト、トマトなど
みんな食べてしまう・・という歌詞です。
最後には
「ワシは次の秋にはもうあの世、かもしれないが、
もし生きていたら、からっぽの畑を見ることになるなあ」
と年老いた農家のおばあさん(おじいさん)
が嘆いています。

Yes, ma'am!で歌うコールアンドリスポンスが
とても楽しい歌ですね。


そこで、ちょっと日本風にアレンジしました。
題して、うさぎの太郎。

おい、うさぎの太郎、(へ、まいど)
また ぴょんぴょん きたな (こんにちは)
はたけ荒らしに (いただきやす)
もうキャペツも、いもも (ごっちそうさん)
トマトも、なすも (ごっちそうさん)
たいらげてしもうた (まんぷくだ)
もうなにもないぞー (そりゃ、たいへん)
もう-からっぽ-ばたけー (ごっちそうさん)
おい、うさぎの太郎 (へいまいど)
もう、ぴょんぴょん くるな (またあした)

季節はめぐり・・・

街を歩いていて、ふと耳に入ってきた歌が
それをよく聞いていた遠い昔の記憶を呼び起こし
その瞬間、まるでタイムスリップをしたようだった・・・
こんな体験はどなたにもあることでしょう。

音楽とともに
その時のフィーリング、匂い、空気・・・
さまざまなものが一緒によみがえる瞬間は
とても不思議な感じがします。

Music Togetherではしばらく通った後に
数年たって下のお子さんが生まれ
また同じようにクラスに通い、
また数年後に、また3人目のお子さんと一緒に参加する・・
というファミリーも多くいらっしゃいます。

そのようなファミリーにとっては
何度か季節がめぐって
また同じ歌、同じ音楽を楽しみながら
「お姉ちゃんは、この歌でこんなことをしたなあ・・・」
「お兄ちゃんのときは、こんなダンスが好きだったなあ」
とむかしの記憶が鮮明によみがえり、懐かしさとともに、
まるで時が止まって、昔に戻ったような気もするのではないかと思います。

音楽とともに心に刻まれる思い出は
なんとも、複雑なディメンションがあるものです。

最近、7年ほど前に私たちのクラスに
娘さんと一緒に通っていたファミリーから
お便りをいただきました。
今はまた下のお子さんとMusic Togetherに通っていらっしゃるとのこと。
このファミリーがはじめて参加した、Maracasコレクション。
ソングブックをめくってみると
今は小学3年生になるお姉ちゃんのあのころのクラスでの様子が
不思議な位に次々に思い出されてきました。
ララバイになると、私のすぐ横で
一緒にごろんとしてくれたこと、
歌う私の口もとをじーと見つめていた
彼女の一途なまなざし・・・。
その時の教室の匂いや、カーペットの感触まで
忘れていたようなことまで、よみがえってきました。

私たち大人にとっても
子どもたちにとっても
季節はめぐり、まためぐり、長い時を経ても
音楽の思い出は、色あせることなく
心にいつでも温かな記憶を
呼び起こしてくれるものではないかと思います。

子どもたちが育つ今この時に
より多くの親子が
より多くの音楽と
より多くの思い出を心に刻んでいけたら、

季節がめぐり、まためぐってきた時にも
またたくさんの幸せがあることでしょう。


2013年もどうぞよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさん、今年の抱負は決めましたか?
個人的な話になってしまいますが、
私の抱負の1つは、日本で2回開催予定のワークショップや
このブログやFacebook等を通して
より多くの方々にMusic Together、
特に日本で活躍する日本のMusic Togetherを知っていただくことです。

現在世界には35カ国以上、
日本にもたくさんのMusic Together Familyがいます。
Music Togetherが誕生して25周年のお祝いの年となりました。
これからもますますMusic Togetherの輪は広がり
Music Together Familyは大きくなっていくことでしょう。

Music Togetherって何だろう?という方、
是非、お近くのMusic Togetherを探してみてください。
http://www.musictogether.com/MTJapaneseClassLocator

音楽って、こんなに身近のものだったんだ、
音楽って、こんなに幸せをもたらすんだ、
音楽って、作って楽しめるんだ、

と多くの方々に新たな発見をもたらすことでしょう。


「特製」のレッスン内容

Music Togetherの楽曲集はコレクションと呼ばれ12種類あります。 毎期1つのコレクションに収められている25曲あまりの歌を体験していきます。 Music Togetherの特徴の1つとして 1つの歌に対してさまざまな楽しみがある、という点です。 例えば、...