幼児教育の中では、子どもに自由を・・・
という表現がよく使われます。
「子どもに自由に参加させましょう」
「好きなようにさせてあげましょう」
と、無理強いすることなく
子どもなりの意識で行動させることを意味します。
Music Togetherでも
子どもの自由な音楽表現や
自然な音楽への反応を温かく見守ります。
しかし、この「自由」「好きなように・・・」
という言葉は少し誤解を招くこともあります。
小さい赤ちゃんが部屋の中を
思い存分自由に動きまわれるようにするためには
サークルやゲートを建て
その中で危険がないように
安全な空間を作ってあげます。
Music Togetherの音楽空間の中では
安全はもちろんのことですが
大切なのは子どもの体験が音楽的なものになるように
常に子どもの行動をしっかりと観察しながら
音楽的なものへと導いてあげます。
つまり音楽的なサークルを作ってあげるのです。
たとえば、小さな楽器を車で遊ぶように押しながら
「ブーブーと」声を出している子どもがいる時には
歌の歌詞を「ブーブー」に替えて
みんなで楽器をリズミカルに押しながら歌います。
また子どもが何もしない時でも
ママやパパはお子さんの肩を
優しくリズムにあわせて軽くたたきながら
となりで歌います。
小さい子どもにとっては
「音楽のクラスだから、音楽だけに集中する」
という意識は持つことができません。
子どもの好きなようにさせるだけでは
音楽的なものから脱線してしまい
サークル外にでてしまう’危険’があります。
またもちろんのことですが物質的な危険性がある時には
すぐに止めさせる必要があります。
常にお子さんなりの表現や、音楽への反応を
あたたかく見守り
さらに豊かな音楽の世界へと導いてあげましょう。
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