十人十色のMusic Together

Music Togetherはよくあるフランチャイズ経営とは違い
たいがいの場合が
Music Togetherへの情熱あふれる先生ご自身が
独自の運営をしています。

同じプログラム、同じ教材を使ってはいるもの
各教室の運営はそれぞれ独特です。

運営者兼講師たちのバックグランドも
音楽関係はもちろん、
ダンス関連、演劇関連、幼児教育など
さまざまなフィールドがあります。

クラスが行われる場所も
これまたまちまちです。

一般の音楽スタジオ
カフェのスペース
古民家の一室、教会の一室だったり・・・

中にはマタニティークリニックに設置されている
カルチャークラスのスペースで行っている人もいます。

そこではクリニックに現在通う方、
または以前そこで出産した方などがご参加されます。

お子さんの誕生の場として尊い思い出にあふれる場に戻り
お子さんと一緒に音楽づくりを楽しむ・・・
なんて素敵で幸せな時間になることでしょう。

マニュアルを運営者に渡して、一律な運営をしてもらうよりは
一人ひとりのクリエーティビティーを信じて
自由に音楽づくりの輪を広げてもらいたいと願う私たちの教室は
ビジネス的にもまさに十人十色です。



親子いっしょに、思いっきり楽しむために

Music Togetherの歌には
英語の歌詞であるものが多くあります。
これはMusic Togetherがアメリカで誕生したプログラムであることと
プログラムには昔からある英語の伝統的な歌を
世代から世代へと伝えて残していきたいという願いが含まれていることが
理由となっています。

英語圏以外でもMusic Togetherが楽しまれるのは
音楽には国境はなく、言語に関係になく
楽しめることを証明しています。

もちろん、英語圏以外では
Music Togetherを通して英語にふれることができことも
オマケ的な利点と考え参加される方もいらっしゃると思います。

しかし、心に留めていただきたいのは
Music Togetherで大切にしているのは
日常の生活の中で親子で音楽づくりを楽しむということです。

英語の歌詞をうまく歌えないから、CDを流すだけにしてしまうのでは
Music Togetherの意図とは異なります。
英語の発音に自信がないから、
チャンツは子どもと一緒に歌わない、
というのでは、
私たちの目的とは異なります。

でたらめの歌詞でも、
カタカナ的な発音でも全くよいのです。

子どもは親と一緒に何かをすることで
その楽しみを肌で感じて学ぶのです。

CDを流すだけよりも
もし、ママとパパが英語に惑わされることなく
日本語で安心しきって
思いっきり楽しみながら
歌ってくれたら・・・
その時の喜びの方が断然大きいことでしょう。

今季のRiding' in the Carの日本語版のサンプルです。
是非、ご家族のバージョンも考えて歌ってみてください。


ズーン、ズーン、ドライブへ
さあ、いこう、みんなで いこう
ブーン、ブーン、ドライブだ
みんなでいくよ

 ぐるー、ぐるー 右折ですー、
みんな、しっかり、つかまって
ぐるー、ぐるー左折ですー

みんな、つかまってー

 ブルーン、ブルーン、ドライブへ
さあ、いこう みんなで いこう

ブーン、ブーン、ドライブだ
みんなでいくよ

キー、キー、急停車
おっと、おっと、たいへんだ
キー、キー、急停車
みんな、つかまってー

ラー、ラー、さあ、うたおう
ララララ、ララララ
ぐー。ぐー。つかれたね
ぐー。ぐー。ぐー。ぐー。

ぐー。ぐー。ねむたいな。
もう帰ろうよ。

Summer Collectionスタート!

日本は猛暑の日々が続いているようですね。
そんな日は是非音楽で乗り切っていただきたいと思います。

日本各地の教室も夏季が今週または来週あたりにはスタートします。
より多くのご家族がMsuic Togetherで
音楽豊かな夏を過ごされることを願っています。

今日は夏のコレクションにある 
The Sad Little Puppyの歌詞のご説明をしたいと思います。
(直訳ではありません)

~むこうの木のとりさんたち
ボクがほえると歌い返してくれてるよ
ノミにさされたところはかゆくてたまらいない、
ウォーン、ウォーン、ウォーン

 むこうの小屋で
えさを食べながら
騒ぐにわとりの声が聞こえるかい?

 ウォーン、ウォーン、ウォーン
みんな楽しそうなのに
ぼくだけひとりぼっち
木につながれたまま。

 あ!だれかこっちに来るよ
ボクと遊んでくれるんだ
ハグをしてくれて、放してくれるんだ
おいかけっこしたり
にわとりを追いかけて、
穴をあほって!

ウォーン、
やっと自由になれる!

・・・という感じです。
ソングブックには挿絵がついていますが
木につながれた犬が
さびしそうにウォーン、ウォーンとなきながら
最後に女の子がきて放してくれて
一緒に遊ぶんだ!と喜びながら
ウォーン、ウォーンとほえるという
内容の歌です。

挿絵をみながら、読み聞かせのように
「歌い聞かせ」として歌ってあげるのはどうでしょう?

(こちらはリズムに合うようにしてある日本語版です)


あっちの木では、ぴーちく ぱーちく
ここにぼくは つながれて
ウォーン、ウォーン、ウォン、ウォン、ウォン
あっちの小屋では
コッケコーッコ、
楽しそうなにわとりたち
ウォーン、ウォーン、ウォン、ウォン、ウォン、
待ちきれないよ
早くはなしてよ
ウォーン、ウォーン、ウォン、ウォン、ウォン、

だれかきて 遊んでくれる
ぼくを放してくれるんだ、
ウォーン、ウォーン、ウォン、ウォン、ウォン
おいかけっこに、穴ほりに
走り回って、遊ぶんだ

ウォーン、ウォーン、ウォン、ウォン、ウォン、

待ちきれないよ
早くはなしてよ

ウォーン、ウォーン、ウォン、ウォン、ウォン、

「Music Togetherはすごい!」・・・。

東京でのワークショップが終了して1週間がたちました。
今回も日本、韓国、香港からの参加者とともに
楽しく音楽づくり、子どもの音楽成長、学びについて
話しやアクティビティーを交えて学びました。

ワークショップにご参加された方からのコメントに
とても印象的なものがありました。

Music Togetherのファシリテーターとは
“音楽を楽しむ、表現する”という枠を越え、
“自分らしく生きる”、“自分自身を認める”と
いうことが自然にできるように導く所業だと思いました。

すなわち、それが「Music Together」なのでしょうね。
Music Togetherは、すごい! ~


Music Togetherでは、Accept(受け入れる)そして、
Include(取り入れる、招き入れる)という2つの観点を
大切にします。

子どもの自然なままの表現をすべて温かく受け入れ
さらにそれをクラスに取り入れます。

たとえば、クラスで講師と違うリズムでダンスしている子どもがいたら
「先生の真似をして」というのではなく
その子どもの動きを取り入れてみんなで真似てみるのです。

単純なことではありますが
実際、親として実践するのには考えるほど易しくないこともあります。
親として「学ばせたい」という必死で切実な思いが
何かをやらせてしまう、何かを期待してしまうことに至ることは
親としての自然なことでもあるでしょう。

でも、その気持ちを抑えて
子どもの自発的な自然な表現や学びを肯定し受け入れることは
子どもの成長の過程を支え、最大な学びを導くことにつながります。

自分らしく生きるとは、
当たり前のようでそう簡単なことではありません。

小さいころのそのような無理強いのない
本質的に自由な学びの環境が
のちの子どもの自己尊重、自信へともつながることでしょう。


ムーブメントと音楽

Music Togetherは、
音楽とムーブメントを楽しむ場です。

あえて、ムーブメントが加わっているのには
きちんとした理由があります。

ムーブメントと呼ばれるアクティビティーは
ダンスのようなものを含みますが
決して、高度ではなく誰でもできる
体を動かす程度のことです。

この体の動きは音楽の表現の1つとして
重要なものなのです。
Music Togetherでは、
私たち人間に最初に与えらえる楽器は
まず、声と体と考えます。
つまり、歌で音楽を表現し
体のムーブメント(動き)で音楽を表現します。

小さい赤ちゃんが音楽に反応すると
自然と、声を出し、体で表現します。
それが人間の自然な音楽表現なのです。

人間に与えられた最初の楽器を使い
十分に音楽や音楽の表現の体験をすることなしに
いきなり楽器を習うとしたら、
それは、まだしっかりと読み書きができない子どもに
難しい詩を朗読をさせるようなものかもしれません。
練習させて、暗記ができれば
立派に朗読ができるかもしれませんが
言葉を通しての表現の意味
表現の中のニュアウンスの違い、など
自分で理解し、言葉を操ることは難しいでしょう。

人間として、当たり前の音楽表現を
自然に楽しむためには
私たち誰もがもった大切な最初の楽器を
十分に使い、音楽づくりに親しみ
表現することの喜びを学ぶことが
大切なはじまりとなるのです。






All Children are musical.. って?

All Children are musical・・・・(子どもはみんな”Musical"です)
これはMusic Togetherの基本理念となっている考えです。
”Musical”という言葉を辞書でひいてみると
音楽に優れた」、
 「音楽好き」・・のような言葉がでてきます。
でも、それらの訳は本来のMusic Togetherが伝えたい考えとは違います。

Music TogetherMusicalという言葉で表現しているのは
「音楽を通して表現する」
「自然と音楽表現をする」 という意味があります。

音楽能力が優れているのでもなく
音楽が好きなのではなく
人として当たり前に音楽を表現するということです。

つまり、All Children(子どもみんな)が主語になっていますが
実のところは、人間はみんな、
音楽を表現する生き物だとということなのです。

音楽を情操教育の一環としてやる、とか
音楽を早期幼児教育として取り入れる、のではなく
人間にとって言語能力や、歩行能力が自然なものであるように
音楽能力も成長過程の中で
音楽能力も自然と育まれていくべきのものなのです。

子どもの自然な音楽的反応や、表現を見逃すことなく
優しく答えてあげ、音楽的成長を支えるのは

私たち大人の使命なのです。

 

Look through Chilrens' eyes~子どもの目線で

遠い昔に大人になってしまった私たちには
子どもの世界を理解することや
子どもの目線に立って物事を考えることは
容易ではなくなってしまいました。

だからこそ、日常の子育て生活の中で
そっと、優しくアドバイスをもらえたら
どんなによいか、と思われる方も多いことでしょう。

Music Togetherでは
子育て中のお父さま、お母さまに
親子での音楽づくりを通して、
子どもの自然な学びや表現に気づいてもらうことで
アドバイスともなるメッセージを残していきます。

~子どもの目線で
今、クラスに参加しないで
ただクラスを眺めているだけのお子さんを見守ってください。

お子さんの心は
しっかりそこにあり
観察することで「参加」をし
すべてを吸収しているのです。
お子さんの心の準備が整ったときに
みんなと一緒に参加するはずです。

~子どもの目線で
今、輪唱をする大人たちを
あっけにとられて見ている
お子さんの気持ちを考えてみてください。

お子さん自身は歌っていなくても
この生きた美しいハーモニーに
体ごと包まれ、受けている
豊かな音楽体験を想像してみてください。
そこには、想像を超えた学びがあるはずです。

~子どもの目線で
今、大人とは違うリズムで太鼓をたたく
お子さんのリズムに耳をかたむけてください。

たとえ、講師と違うことをしていても
それが今、お子さんの感じるリズムなのです。
それが今、お子さんが表現したいリズムなのです。
音楽のリズムに一致していないのならば
そっと、お子さんの背中をやさしくたたいて
正しいリズムを感じさせてあげてください。
決して、お子さんのリズムを崩さないように・・・。

Music Togetherの体験は
子どものための音楽体験ではなく
親自身の学びをもとに
親子で楽しむ、学びと成長の場なのです。


うさぎの太郎~John the Rabbit

今季のコレクションにある、John the Rabbitは
伝統的な歌をもとにアレンジしてあります。

ジョンというウサギが
畑のキャベツ、スウィートポテト、トマトなど
みんな食べてしまう・・という歌詞です。
最後には
「ワシは次の秋にはもうあの世、かもしれないが、
もし生きていたら、からっぽの畑を見ることになるなあ」
と年老いた農家のおばあさん(おじいさん)
が嘆いています。

Yes, ma'am!で歌うコールアンドリスポンスが
とても楽しい歌ですね。


そこで、ちょっと日本風にアレンジしました。
題して、うさぎの太郎。

おい、うさぎの太郎、(へ、まいど)
また ぴょんぴょん きたな (こんにちは)
はたけ荒らしに (いただきやす)
もうキャペツも、いもも (ごっちそうさん)
トマトも、なすも (ごっちそうさん)
たいらげてしもうた (まんぷくだ)
もうなにもないぞー (そりゃ、たいへん)
もう-からっぽ-ばたけー (ごっちそうさん)
おい、うさぎの太郎 (へいまいど)
もう、ぴょんぴょん くるな (またあした)

季節はめぐり・・・

街を歩いていて、ふと耳に入ってきた歌が
それをよく聞いていた遠い昔の記憶を呼び起こし
その瞬間、まるでタイムスリップをしたようだった・・・
こんな体験はどなたにもあることでしょう。

音楽とともに
その時のフィーリング、匂い、空気・・・
さまざまなものが一緒によみがえる瞬間は
とても不思議な感じがします。

Music Togetherではしばらく通った後に
数年たって下のお子さんが生まれ
また同じようにクラスに通い、
また数年後に、また3人目のお子さんと一緒に参加する・・
というファミリーも多くいらっしゃいます。

そのようなファミリーにとっては
何度か季節がめぐって
また同じ歌、同じ音楽を楽しみながら
「お姉ちゃんは、この歌でこんなことをしたなあ・・・」
「お兄ちゃんのときは、こんなダンスが好きだったなあ」
とむかしの記憶が鮮明によみがえり、懐かしさとともに、
まるで時が止まって、昔に戻ったような気もするのではないかと思います。

音楽とともに心に刻まれる思い出は
なんとも、複雑なディメンションがあるものです。

最近、7年ほど前に私たちのクラスに
娘さんと一緒に通っていたファミリーから
お便りをいただきました。
今はまた下のお子さんとMusic Togetherに通っていらっしゃるとのこと。
このファミリーがはじめて参加した、Maracasコレクション。
ソングブックをめくってみると
今は小学3年生になるお姉ちゃんのあのころのクラスでの様子が
不思議な位に次々に思い出されてきました。
ララバイになると、私のすぐ横で
一緒にごろんとしてくれたこと、
歌う私の口もとをじーと見つめていた
彼女の一途なまなざし・・・。
その時の教室の匂いや、カーペットの感触まで
忘れていたようなことまで、よみがえってきました。

私たち大人にとっても
子どもたちにとっても
季節はめぐり、まためぐり、長い時を経ても
音楽の思い出は、色あせることなく
心にいつでも温かな記憶を
呼び起こしてくれるものではないかと思います。

子どもたちが育つ今この時に
より多くの親子が
より多くの音楽と
より多くの思い出を心に刻んでいけたら、

季節がめぐり、まためぐってきた時にも
またたくさんの幸せがあることでしょう。


2013年もどうぞよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさん、今年の抱負は決めましたか?
個人的な話になってしまいますが、
私の抱負の1つは、日本で2回開催予定のワークショップや
このブログやFacebook等を通して
より多くの方々にMusic Together、
特に日本で活躍する日本のMusic Togetherを知っていただくことです。

現在世界には35カ国以上、
日本にもたくさんのMusic Together Familyがいます。
Music Togetherが誕生して25周年のお祝いの年となりました。
これからもますますMusic Togetherの輪は広がり
Music Together Familyは大きくなっていくことでしょう。

Music Togetherって何だろう?という方、
是非、お近くのMusic Togetherを探してみてください。
http://www.musictogether.com/MTJapaneseClassLocator

音楽って、こんなに身近のものだったんだ、
音楽って、こんなに幸せをもたらすんだ、
音楽って、作って楽しめるんだ、

と多くの方々に新たな発見をもたらすことでしょう。


「特製」のレッスン内容

Music Togetherの楽曲集はコレクションと呼ばれ12種類あります。 毎期1つのコレクションに収められている25曲あまりの歌を体験していきます。 Music Togetherの特徴の1つとして 1つの歌に対してさまざまな楽しみがある、という点です。 例えば、...